WordPressでHPを管理するには、ユーザー(アカウント)が必要です。今回は、ユーザーの追加方法や権限、ユーザー情報を表示するプラグインについて解説します。
ユーザー情報
WordPressを使うためには、ユーザーが必要です。本連載の第4回でWordPressをインストールしましたが、その時に一つだけつくりましたよね。覚えていますでしょうか?
HPを一人で運営している場合は、ユーザーは一つだけでいいでしょう。ただ何人かで運営をしているなら、人数分のユーザーが必要になります。ユーザーの追加方法について解説していきましょう。
ユーザーを追加する
WordPressの管理画面をひらいたら、左側のメニューから「ユーザー」、「新規追加」の順に選択します。
ユーザーの新規追加ページが表示されました。
「ユーザー名」や「メールアドレス」などの項目を入力し、「新規ユーザーの追加」ボタンをクリック。これでユーザーの追加が完了です。
ユーザー情報について
先ほどの画面に表示されている以外にも、ユーザー情報を設定することができます。ブログなどのページでユーザー情報を表示することもできるので、ぜひ設定しておきましょう。
管理画面の左側、「ユーザー」から「あなたのプロフィール」を選択してください。ログイン中のユーザーのプロフィールが編集できます。
名前
ユーザーのニックネームや表示名を設定します。
「ブログ上の表示名」というところは特に大切です。ここで選んだ名前がブログページに表示されるので、忘れずに設定しましょう。
連絡先情報
ユーザーの連絡先情報です。WordPressからの連絡も届くので、日常的に使っているメールアドレスを設定しておくようにしましょう。
あなたについて
「プロフィール情報」とは、いわゆる自己紹介のことです。後述するプラグインを使えば、ブログページに表示させることもできます。
権限とは?
さて、ユーザーを追加するときに「権限グループ」というところがありましたね。
WordPressにはたくさんの機能があります。全てのユーザーが全機能を使えるようにしておくと、HPの運用管理がしにくくなってしまいます。使える機能を制限したいユーザーもあるでしょう。
WordPressではユーザーごとに使える機能を制限することができます。ちょっと難しい言葉なのですが、「権限」と言います。どの「権限」を選ぶかによって、そのユーザーが使える機能が変わります。5つの「権限」があるので、順に見ていきましょう。
管理者
HPをつくった時に最初につくられたユーザーで、WordPressの全ての機能を使うことができます。
編集者
投稿や固定ページの作成や編集、公開ができるユーザーです。その他にもカテゴリーやコメントの管理など、コンテンツまわりの機能を使うことができます。
投稿者
投稿の作成や編集、公開ができるユーザーです。
寄稿者
投稿の作成と編集ができるユーザーです。投稿の公開はできません。
購読者
投稿の閲覧のみできるユーザーです。
ユーザー情報を表示するプラグイン
さて、ここまでユーザーの作成やプロフィールの編集について見てきました。ユーザー情報はWordPressにログインするときに使うだけでなく、ブログページに表示させることもできます。記事を書いた人のプロフィールが見られるので、見に来た人も少し安心ですよね。それに、他のHPやSNSへのリンクも表示できることからSEOにも効果があるんです。
ここではユーザー情報を表示できるプラグインを2つご紹介します。
Simple Author Box
ユーザーのプロフィールやアイコン、SNSなどのリンクが表示できます。スマホでもデザインが崩れることなく、きれいに表示されます。
Fancier Author Box by ThematoSoup
Fancier Author Box by ThematoSoup
こちらもユーザー情報の表示ができるプラグインです。プロフィールなどの情報に加えて、そのユーザーが投稿した記事をタブで表示させることもできます。
あとがき
次回はこうしたプラグインの追加方法の手順を詳細に解説します。WordPressには便利なプラグインがたくさんあります。ぜひ活用できるようになってくださいね。